失言が多い?「言葉にトゲがある」と言われる?原因と対策

大人のADHD/失言が多い?言葉にトゲがあるって言われる?原因と対策 仕事
大人のADHD/失言が多い?言葉にトゲがあるって言われる?原因と対策

ADHDの人は、相手を傷つけることを平気で言ってしまったり、言葉がきつくてトゲがあると言われてしまうことが多いようです。

実際このことで、私は本当に周りの人に迷惑をかけてきましたし、どの言葉が相手を傷つけてしまったか?が わからず自分自身も困ってしまうことが多くありました。

ADHDの人は、何故このようなことで困ってしまうのでしょうか?

ADHDに失言が多いのはなぜ?

何か考えが浮かんだ際は、それを相手に伝えることで受け取る側がどう感じるか?と言い回しを考えたり、どう伝えれば相手が理解しやすいか、を考えて言葉を選んでから発言することが大切なのですが、ADHDの人にはこれがとても難しいようです。

私もとっっっっても苦手です!!

というか、気をつけようと普段は思っていても、実際に話していると考える間もなく言葉として口から出ていってしまいます。

これは、ADHDの人の2つの傾向が原因になっているようです。

思い立ったらすぐに行動に移してしまう

私もそうですが、ADHDの人は衝動的に思いついたことを行動に移すので、空気を読まずに周囲と違う動きをしてしまったり、相手の気持ちまで考えずに思ったことをすぐに口にしてしまう傾向があります。

がまんや待つのが苦手

人の話を最後まで聞けないこともあります。まだ相手の話が途中でも、別のことを考え始めたりしてしまうので、空返事になる、話を適当に終わらせようとすることで失礼な態度になってしまうこともあるようです。

ADHDの失言:私の場合

思い出せるのは幼稚園の頃から、つい最近まで、私はいろいろな場面で失言をしてしまい周りの人を傷つけてしまったり、場の雰囲気を悪くしてしまってきていました。

幼少期の失言

幼稚園の時と、小学校の時、仲が良かった子たちから仲間外れにされたことがありました。

幼稚園のときはあまり詳しく覚えていませんが、小学校の時は、それまで仲良くしてくれていた同じグループの5人の女の子たちが急に態度が冷たくなり始めて、でもそんな事をされる理由がわからなくて、焦って気を引こうと無理やり輪に入って余計に冷たくされたのを覚えています。

そんなことが続いたある日、その5人組から教室に残るように言われます。

「いつまで経ってもマリカちゃんが謝ってくれないから、仲間はずれにしている理由を私たちが理由を教えるね。」と。

そして1人ずつこんな事を言い始めます。

「マリカちゃんにデベソって言われて傷ついた」

「マリカちゃんにダンスが下手くそって言われてショックだった」

「マリカちゃんに…」以下略

その場にいる全員にそんな指摘をされました。仲間外れにされていた理由はこれだったのか、とその時初めて「人はこんな言葉で傷つくんだ」と知りました。

本当に悪気はなくて、言ったことすら覚えていないものもありました。何も考えずに失礼な言葉や人を傷つける言葉が口から出ていたのでしょう。その時は泣きながらただひたすらその子たちに謝りました。

大人になってからの失言

そんな出来事があっても、私の失言は大人になってもなくなることはありませんでした。

まわりから「言葉に棘がある」「鼻で笑って馬鹿にしている」そんな事を言われてきました。もちろん、身に覚えはありませんでした。

就職して仕事を教えてもらっていた信頼できる先輩の作品を見せてもらっていたときです。

「素直な感想を教えて」と言われたので、その通りに率直な感想を伝えたことがありました。

伝え方が悪かったのか、「プライドが傷つけられた。あなたのあの言葉は一生忘れることはないだろう」と怒らせてしまいました。

その他にも、それまで仲が良かった友達が急に離れていってしまったことも何度もあります。きっと、私が何か気に触る失言をしてしまったことが原因なのだと思います。

自分には、普通の人なら当たり前に持っている何か「心の大切な部分」が欠如しているんだろう、そう思ってとても悲しかったです。

全ては書けませんが、こんな出来事がしばしば発生しているおかげで、長く縁が続いている友達もほとんど居ないです。

失言の対策としてやっていること

発達障害に関するいろいろな本も読みましたし、心理カウンセラーさんとも話しましたが、ADHDと「失言」は切ってもきれない関係のようです。

だからと言って障害を盾にすれば何を言っても許されるわけでは決してありません

完全に無くすことは無理でも、周りの人を傷つけたり場の雰囲気を悪くしたり、そういったことを少しでも減らす努力はできます。

聞き役に徹する

ADHDの特性の「衝動性」によって、頭の中に浮かんだ話題を次々と口に出してしまうせいで、しばしば相手の話も聞かずに自分ばかり話してしまうことがあります。

お喋りのしすぎは失言のもと

話をする時は、相手の良いところを見つけたときや感謝を伝える時、話を振られた時くらいで、あとは聞き役に徹するのが良いです。

急に思いついたことを発言しない

急に思いついて発言したことって、失言になってしまうことが多いです。

今!言いたくて言いたくてたまらない!その気持ちはとてもわかります。

私も、会議などでよく考えてもいない意見「これ、いいかも!」がぽっと頭に浮かんで、いきなり的を射ていない発言してしまい場が変な空気になったことがあります。

自分の発言の場がありそうな会議や打ち合わせなどは、事前に話す内容を決めておくとうまくいきやすいです。

私は、事前に考えるだけでは絶対に忘れてしまうので、どんな些細な発言でも要約した殴り書きのメモを持参してこっそり見ながら発言していました。

そしてそれ以外でパッと思いついてしまったことはその場では言わず、手元にメモして会議の後でよく考えてから発信するようにしていました。

このワンクッションを置くだけでも、だいぶ変わると思います。

それ本当に相手は喜ぶ?褒め言葉もちょっと待って!

「細くて枝みたいだね!」…

これはかつて、私が会社に勤めていたときに細くてスリムな後輩の女の子に言ってしまった失言です。

その後輩の子は、自分が細く太れないことに悩んでいたのですが、私はその事を知らず「細いと言うのは褒め言葉だから喜ぶだろう」と、何も考えずに口にしてしまいました。

あとから人伝に「枝みたいって言われてショックを受けていたよ」と聞いて初めて自分のしたことに気がつきました。

改めて考えてみたら当然です。「枝みたい」と言われて喜ぶ人はそういないでしょうし、そもそも「細い」が褒め言葉であるという事自体、私の勝手な思い込みでした。

我ながら自分史上1、2位を争う最低な失言で、とても申し訳ない事をしたと今も思っています。

でも発言しているときは全然思いもしなかったのです。それが人を傷つける言葉だと言うことを。

以後は、「これを言えば喜ぶだろう」という自分の思い込みを捨てて、たとえ自分にとっては褒め言葉でも、安易に口に出さないように、むしろ失言してしまうくらいなら何も言わない、くらいには気をつけています。

それでも、もしかしたら自分が気づいていないだけで周りの人を傷つけてしまっている事もあるかもしれません。そこで、次の対策です。

周りに伝えておく

親や家族などの、よく話をする人には自分の発達障害のこととその特性、失言する可能性がある事を伝えてあります。

もちろん、障害のことを盾にするつもりはありません。

「障害があるのだから失言しても仕方ない!」「周りの人を傷つけるのもしょうがないよね!」「周りが理解してね!」「だって私は発達障害だから!」などとは1mmも思っていないからです。

失言してしまわないように自分にできる最大の努力をする、それでも気が付かずにいってしまった時のために、相手への衝撃を和らげるための最後のクッションとして、親しい人にだけは自分の特性について伝えておくのも方法の一つかな、と思っています。

相手の話が確実に終わってから話す

相手話がまだ終わっていないけど、別の話題が思い浮かんでしまった!

今、相手が話していたことに対して、質問がある!コメントしたい!ってこと、ありませんか?

私自身、人の話を遮って質問をしたり、話してる途中なのに「私はこう思います!」って聞かれてもいない自分の意見を話し始めてしまう癖がありました。

途中で質問や意見を言わないと、私はとても忘れっぽいので話が終わってからではその質問や意見を忘れてしまうからです。

でも、相手にとってはこれはかなり失礼な行為。不快な気持ちにしてしまうこともあります。

そんなとき、私なら質問したいことは手元のメモに簡単でいいので書き残し、相手の話が完全に終わってから、そのメモを見ながら質問や意見をします。

仕事ではなく普段の立ち話などで、書き残すのが難しい時は、頭の中にその質問を思い出すことができるワードを1つだけ残し、それをリフレインしながら話を聞き、話が終わったらそのワードから思い出して質問します。

これは、マルチタスクが難しいADHDの私にはとっても難しいことなので、そのワードを覚えていたとしても質問が思い出せないこともあります。それでも、話を遮って相手不快な思いをさせるより何倍もましです。そんなに焦らなくても、あとで思い出したときに聞けばいいのですから。

それだけ気をつけても、どうしても「今言いたい!」が出てきてしまったら、必ず「話の途中で本当にごめん、どうしても今聞かないと忘れそうで…」と前置きをしてから質問をするのもいいと思います。

普段から人の悪いところに注視しない

どんなに「思った事をすぐに言わないように気をつけよう!」と心がけたとしても、

いざそのときになると頭に思いついた瞬間、気がついたらペラペラと口からこぼれてしまうこともあると思います。それがADHDの特性です。

良い言葉も、相手を傷つける悪い言葉も、ぽろっとこぼれてしまい自分ではコントロールが難しいのであれば、せめてその言葉で相手を傷つけるのは避けたいですよね。

普段から人を嫌わない、憎まないいいところを見つける努力をする事で、ポロリと溢れてしまうのは褒め言葉だけ、そんなふうになれたら失言を減らすことができるのかなと思います。

おわりに

いかがでしたか?

大人の発達障害で自分の発言に自信のない方、過去に失言をしてしまったり「言葉に棘がある」と指摘されて悩んでいる方の少しでもお役に建てると幸いです。

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